ネイティブのTOEIC平均点数は?

試験

目標

もし神様から「欲しいだけの英語力をさずけよう・・・」なんてことを言われたらどのくらいのレベルの英語力をお願いしますか?「洋画が楽しめるくらい」とか「カタコトでいいから会話が通じるくらい」っていう中途半端なお願いをする人はまずいませんよね(^_^;)

ネイティブ並みの英語力があれば、日本語にもあるような微妙なニュアンスの違いも理解できますし、それから先もどんどん英会話を上達させることができます。英語力がさらなる英語力を育ててくれる雪だるま方式でどんどんマスターしていくことができるのです。

私は子供の頃によく「アメリカ人とのハーフだったら日本語も英語もペラペラなのになぁ・・・」と間抜けなことを考えていましたが、そうでなくても一晩寝て朝に目覚めてネイティブ並みの英語力が備わっていたら誰しも布団を蹴飛ばして大喜びすることでしょうね。

すぐにでも街へ飛び出して外国人を探すかもしれません(もちろんすべての外国人が英語を話すわけではありませんが・・・)。もしくはインターネットで英語圏の人たちとツイッターやスカイプでコミュニケーションを始めたりするかもしれません。

さらに「そうだ友達に自慢しよう!」って思い立つまでにはそれほど時間がかからないでしょう。万が一「フレーズだけ暗記したんでしょ(笑)」ってリアクションが返ってきたらすぐにTOEICテストを受けて証明することもできます。

仮説

さて、空想話を続けてまいりましたが、ネイティブ並みの英語力を手に入れてTOEICテストを受験したらいったいどのくらいの点数になるのでしょうか?

いや、ストレートに「ネイティブがTOEICテストを受けたら平均点数はどのくらいになるのか?」ということです。当たり前ですがネイティブは英語がペラペラなので、第二言語として英語を勉強している学習者用テストくらいなら軽く満点がとれるような気がしませんか?

学習者とは関係なく知識そのものを検定している漢字検定とは違います。例えば漢字検定1級レベルでは日常生活でも使われないどころか普通の漢和辞典にも載っていなかったりするような超難解な問題が頻出します。

もしTOEICがそんなテストであればネイティブでもほとんど答えられないくらい難しいでしょうが、英語を話せない学習者が自分の習得レベルを確認するためにあるテストですから、ネイティブなら鼻歌交じりでリズムにノリながらでも満点が取れるかもしれません。

・・・が、

検証データ

ユーザー数50万人を超える外国人向けポータルサイトの企画で、高卒以上の学歴を持つ20歳~42歳のネイティブ24名にTOEICテストを受けてもらったところ、TOEICの平均点数は958点だったそうです。

TOEICテストは数問間違えても990点満点が取れる仕組みになっていますが、受験したネイティブの中で12名が990点をマークしたものの全問正解できたネイティブは0人でした。

最も低い点数では800点にすら届かない785点だったのです。

実際にテストを受けたネイティブからは「難しくて悩む問題がいくつかあった」とか「引っ掛け問題がいくつかあった」や「時間の余裕がなかった」といった感想があり、苦労した跡がその言葉の節々から伝わってきます。

何よりも日本人から見れば英語を話すネイティブが英語を勉強している人のためのテストで分からない問題があるなんてことが驚きです。しかも一般常識があり、高校を卒業している学歴もある成人であったにもかかわらずです。

そうなってくると、TOEICっていったいどのレベルの問題を出題しているんだろうという疑問が沸いてきます。平均点が958点であることから英語力に比例していることは明らかですが、このデータからネイティブ並みの英語力を目指していたとしても990点満点である必要はまるでないように思えます。

まとめ

私が高校生の時に同じクラスだったフィリピンからの留学生は、まわりにいる日本人の誰よりも漢字に詳しかったことを思い出しました。日本人の私たちでも知らないような漢字を知っているので「たぶんその漢字は一生使わないよ」って話をしました。

TOEICテストは優れた試験ですが、残念ながら正確な英語力を測るためには問題点もあります。それは英語力以外のテクニックが必要だということです。

ネイティブでさえも長文を速く読むことができなければ後半の問題にしっかり取り組むことができません。スピードが求められるために時間配分という英語とは関係のない攻略法が必要になってきます。

さらにリスニング問題を筆頭にして途切れることのない高い集中力を必要とするのも事実です。これもまた英会話をしていく上ではあまり重要ではないスキルです。会話も成り立たないほど数秒の集中力がないのであれば問題ですが、そんな緊張状態で会話を交わすことはありませんから、純粋な英語力だけを計っているとは言い難い要素です。

TOEICテストは英語学習の達成度を計る目的ですから、これらのデータから800点を超えたあたりから「卒業」の2文字を意識してもいいのかもしれません。卒業とはTOEICスコアを理解度の指標にすることをやめて、別のメディアで学習をしたり、むしろ800点を超えていれば自分で最適な教材を見つけることもできるでしょう。

「自分はこの分野の会話に弱い」ということが分かるので、その分野について集中して取り組めばよいでしょう。料理をする場面でしか使われないような英単語や表現が理解できていないのであれば、英語で書かれているレシピを取り寄せて実際にレシピを読みながら料理をしてみるのもいいかもしれませんね。

もちろん800点を超えてからもこれまで同様にTOEICテストをモチベーションのひとつとして、または年間を通しての学習リズムを作るために受験することは有益だと思います。ネイティブが平均958点ですからまだまだ伸びしろが残されています。

結論

ネイティブの平均レベルでは、TOEICで満点をとれない。

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Category: TOEIC | Tags: Comment »

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