目標達成を実現させる1・2・3

山登り

ギャップの計測

これから乗り越えようとする壁の高さも知らずに、勢いにまかせて登り始めると後でたいへんなことになるかもしれません。「いつ登るの?」「今でしょ!」ではなく、こればかりは計画的に現在地と進路をきちんと把握しながら登らないと途中で挫折してしまいます。

とりあえず登り始めてから「この壁はせいぜい10mくらいだろう」と見積もって、少々つらいことがあっても「10mまであと少しだ」と歯を食いしばり自分を鼓舞しながら10mにたどり着いても・・・まだテッペンが見えません。

「そういうこともあるだろう、あと10mも登ればさすがに」と残りわずかな体力を振り絞って手足をガタガタ震わせながらようやく20mまで登っても・・・まだテッペンが見えません。

多くの人はこのあたりできっと弱音を吐いて体中の力が抜けしまって脱落していくのです。ムリもありません、壁の高さは100mかもしれませんし、1000mかも知れないからです。

1000mを登るならそれなりの心構えと覚悟を決めて用意周到に取り組まなければいけません。夜中に近所のコンビニへ出かけるような上下のスウェット姿で「登るのは今でしょ!」と言わんばかりにエベレストの登頂を目指しても200%達成不可能です。

高い目標を達成するためには勢いをつけて高く飛び上がろうとするのではなく、頂上まで続く階段を作ればいいのです。

ビジネスの現場で通用する英語力を身に付けることがゴールだと設定した場合、今のレベルとゴールのレベルとの間に階段=ステップを作れば全体像を見ながら正しい進路で覚悟を決めて努力することができます。

ステップ1:英語とは?

あなたはすでにもっと上のレベルの英語スキルを持っているかもしれませんが、そうではなくて海面0mから山頂を目指すならまず最初に英語という言語を知ることです。基礎はやってやりすぎるということはありません。寝言で口から出てきそうな簡単な基本英文ですら、環境や状況を変えながら繰り返し体の細胞ひとつひとつに染み込ませていくことが大切です。

基本的な単語と基本的な文法を学ぶために最も取り組みやすいのは、何年か何十年か前に学んだ中学校と高校の教科書です。良くも悪くもこの時期に学ぶ英語は、話すための実用的な英語ではなく「英語とは?」というひとつの分野を学んでいるに過ぎませんから、ステップ1には最適です。

中学と高校の教科書を復習することでステップ1をクリアできますが、ひとつ忘れてはいけない肝心なことは、発音も同時に学ぶことです。無音の中でテストの紙切れに向かってカリカリ英語と向き合うのがこの時期の教育ですからどうしても音声から遠ざかってしまいます。

これが実用的ではない英語を学んでいる原因のひとつになっているので、発音の学習をプラスアルファすることで基礎が十分に固まります。

そしてもうひとつ大切なことは、このステップ1は通過するものではなくて継続するものだというこです。

ステップ2:ホウレンソウ

この段階では基礎学習を十分にクリアして新たなステージへ進むTOEIC700点を超えるレベルの作業になります。

ビジネスの現場ではホウレンソウということが重要視されます。ビジネスマンであれば一度は耳にしたことがあるかと思います。「きっちりとホウレンソウを徹底するように」と上司から何度も刷り込まれていることでしょう。

ホウ(報告)、レン(連絡)、ソウ(相談)

ビジネスで通用する英語を身に付けることがゴールですから、その一歩手前であるこの段階ではこのホウレンソウをしっかりと英語でこなせるビジネスマンになりましょう。

自分の行った作業に対する経過や結果報告をするために使える表現、状況の把握を一元化して共有する密な連絡に必要な表現、何かトラブルが発声したときや行き詰ったときに使える表現をどんどんストックしていきましょう。

そして実際の現場で使えるように発音も含めて繰り返し練習します。そうして英会話だけでホウレンソウができるようになるだけでも「使えるビジネスマン」として自分の立場を確立できるでしょうし、何よりそういったホウレンソウの必要な場面でひるむことなくスムーズに外国の上司や部下や同僚とコミュニケーションをとることができるようになります。

ステップ3:プレゼンテーション

いよいよ最終段階です。ビジネスマンとして世界で通用するレベルにまで英語力を高めていきましょう。この段階になるとややマニアックとも思える表現や専門語彙をマスターすることになります。

ステップ2では上司や部下や同僚との連携をとるために必要な英語力を身に付けることがノルマでしたが、ステップ3ではさらにレベルアップして、英語でクライアントにプレゼンできるレベルにまで引き上げます。

ビジネスとして最も重要なクロージングを行うことのできる英語力はまさに目指しているゴールです。相手にメリットを提示して問題点をクリアにし、すばらしい未来を描いていただくことで契約にいたる最も神経を使う最重要ミッションですから、それを行うために求められる英語力もそうとう高いレベルになります。

しかもプレゼンする相手はアメリカ人とは限りません。英語は日本でいう方言のように地域によってことなる英語の発音や表現をしますので、それぞれに対応できる広い英語への知識が求められます。

ここまで来ると英語力という次元を超えて英語を使った高いコミュニケーション力が必要になりますから、時事について意見を述べることができるレベル、名言の引用や表現力のある技巧的な文章構成ができるレベルの英語力を備えていなければいけません。

自分を磨く

最後に当たり前な話になりますが、ビジネスマンとして世界で通用するためには英語力を身に付ける以前に人として認めてもられる人物であることが最低条件です。

いくら英会話が達者であっても、人として信用できないような相手と取引をするプロはこの世の中には存在しません。

子供の頃に紙コップを使って糸電話を作ったことはありますか?糸の両端に紙コップをつなげて糸をピンと張ってクラスメイトが一方から話すともう一方にその声が届くという、子供にとっては目を真ん丸くするほどの摩訶不思議な現象でしたね。

コミュニケーションとは相手が何を話して自分が何を受け取るか、自分が何を話して相手が何を受け取るかということがすべてです。英語力とは糸電話の糸でしかありません。いくら高音質な声で相手に届けることができる糸であったとしても、話している質が低ければ低品質な話を高品質でお届けしているに過ぎません。

  • もっと話を聞きたい
  • また会いたい
  • 一緒に仕事がしたい
  • あなたにお願いしたい

そう言っていただける人物である必要があるのです。

スポンサーリンク

RSS

最後までお読みいただき、ありがとうございました。
←クリックしてRSSリーダーに登録すると、無料でこのブログの最新記事を受け取ることができます。



Category: 大人の英会話勉強法 | Tags: Comment »

コメントを残す


ページの先頭へ