英単語を例文暗記するデメリットと解決策

英単語カード
英語を勉強している人ならば誰しも語彙数の壁を意識したことがあると思います。そして語彙数を増やすための努力がどれほど退屈な作業であるかということもご存知でしょう。単語帳をめくりながら「効率的に覚えられないものか」と英単語を覚えるよりもそちらの方に気が散ってしまいます。

言葉の最も小さな単位は単語です。日本語で言えば50音ひとつひとつだけでは意味を持たないように、英語においてもアルファベット一文字では意味を持ちません。いくつかのアルファベットがつながってできる単語があって、単語がつながってできる文章があって、初めて会話が成り立ちます。つまり単語がすべての下地になっています。

単語帳

単語帳と言えば英単語と意味がリストになっている形式のものが多くコンパクトに多くの語彙がまとめられています。学生の頃にお世話になった補助教材のひとつではないでしょうか?

中には赤い下敷きで隠すと単語や意味が隠れるので直前の受験勉強におすすめしている教材もありましたね。自分でもノートに書き写す際には覚えなきゃいけないところを蛍光ペンで書いてペンの色と同じ半透明の下敷きで隠してよく首をひねっていたものです。

しかし不思議と努力した割に頭に入ってないんですよね(ill´Д`)見たことある気がするのに意味が思い出せない・・・テスト中に喉元まで上がってきた記憶と綱引きをしながら冷や汗をかいていました。まるでかゆいところに今ひとつ手が届かないイライラに似た感覚で「んもーっ!」って叫びたくなりますよね\(*`∧´)/

残念ながら英単語とその意味だけを羅列した状態でそれぞれの英単語を覚えるのは、言葉を取り巻いている状況が存在しないためにどうしても記憶に残りにくいのです。

それは無味無臭のとらえどころのない数字の羅列を覚えるようなものです。日常会話に使われる1500語程度の英単語を覚えるなら、トランプゲームの神経衰弱で伏せられた1500枚のすべてのカードを暗記するような作業になってしまいます。

しかしそんな単語帳であっても、まだ覚えることができていない英単語をピックアップするためには重宝します。テストまで時間がないときに最後の最後に復習しておきたい部分をあぶり出すことができるため、コンパクトなリストになっている単語帳は短時間ですべてを洗いなおして必要な英単語だけを集中的に復習することができます。

例文

状況が存在していないために記憶に残りにくかった単語帳に比べて、例文は英単語が文章になることでそこに状況が生まれ、よりイメージが沸きやすくなって結果的に記憶に残りやすくなります。

さらに英単語を単体で覚えるのではなく文章の中で覚えるため、前置詞や英単語の変化も含めて学ぶことができます。英単語を覚えることができても部品の揃った正しい表現でなければ、単語を並べただけのカタコト英語になってしまいます。

「僕、お腹、空く、食べ物、必要」

こんな英文でスムーズな会話などできるはずはありません。親切な人なら多少の食料を恵んでくれるかもしれませんが、楽しいコミュニケーションには程遠いレベルですね。英単語は文章として使える状態で覚えることが大切です。

しかし・・・

それぞれの例文に設定されている状況はそれぞれ独立しているために、英単語の記憶が断片的なものとなってしまい応用がきかなくなってしまいます。覚えた例文と同じ状況であれば思い出せる英単語であっても、まったく異なる状況で同じ英単語が使われていても意味が浮かんできません。

状況で覚えているからこそ、その状況でしか通用しない英単語となってしまうのです。

長文

このような単語帳や例文暗記によって語彙数を増やすデメリットを解消するためには、すべての英単語を多くの状況下で何度もインプットする必要があります。

英単語だけで覚えても記憶に残らない、例文で覚えても例文の状況下でなければ思い出せない、であれば、その状況を増やせばいいんです。

ひとつの英単語が様々な状況下で使われている例文をたくさんインプットすることで、その英単語がどのような場面でどのような形でどのような前置詞などと一緒に使われるかが記憶に定着します。

例えば時間的に継続する一連の流れの中で何度も様々な形でその英単語に接触することができたら記憶の定着率は格段にアップします。

記憶に定着させる「3T」

英単語を効果的に記憶に定着することのできる「3T」とは、T(多読と)T(多聴で)T(多角的に)記憶することです。結局は量がモノを言いますが、言語の習得に量から逃げることはできません。量をこなすためにはたくさん読んでたくさん聞いてたくさんインプットする必要があります。そうすることで応用力のある語彙が身に付くのです。

しかし、長文により多く触れる場合、既知の単語がほとんどを占めてしまうので新しい英単語を覚えるために効率は悪くなってしまいます。

1万語読んでも新しく出会う英単語は数えるほどだったりします。量か質か・・・それは学習段階によって使い分ける必要があります。

スムーズに語彙数を増やすには?

誰もが完全無敵な学習法を求めてしまいますが、そもそもそのような手段はどこの世界を探してもあるはずがありません。そんな方法があれば文部科学省が真っ先に飛びついて言語脳が形成される前段階で義務教育として取り入れていることでしょうし、100万歩譲ってあったとしたらノーベル賞モノですね。

そんなありもしない方法探しに時間を費やすくらいなら、非効率な勉強であってもとりあえずやっただけマシです。それぞれにメリットやデメリットがありますが、要はパズルの凹が凸にハマるように補い合えれば最も効果の上がる組み合わせが完成します。

①基本英単語は例文暗記

②多読多聴でパターンを増やす

③単語帳を使って短時間で補完

使えない英単語ばかり増やしてもまったく無意味です。今すぐ使えるスタンバイOKな状態でインプットすることで、実用までの距離が大幅に縮まり、結果的に効率化・時短することができるのです。

多読多聴に参考になる書籍です↓

by カエレバ

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Category: 大人の英会話勉強法 | Tags: Comment »

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