話せない英語の処方箋

橋

日本人の英語は最低ランク

国際教育機関が行った2012年の調査では世界54ヶ国中で日本の英語力は22位という結果が出ています。もちろん第二言語として英語を習得する国々によるランキングですが、中には教育環境の面では日本に劣っていると思われる国も上位に入っています。

一方ではこの調査はオンラインで希望者のみが参加する形式で行われたものであるために正確性に欠けているのではないかという懸念もあります。

そもそも英語が苦手な人は参加するはずもありませんから、必然的に「英語が得意な人が多い国ランキング」という結果となってしまい、国民の平均的な英語力を計るには調査方法に疑問が残ります。

英語の得意な人しか対象にしない調査方法ではなく、むしろ英語が得意ではない人、つまり学習者を対象にした調査であれば、各国に共通した一定の水準を保ったデータが取れるのではないでしょうか?

そういった意味で参考になるデータが、TOEICやTOEFLを開発しているETSの公表しているTOEFLスコアのアジアランキングです。

このランキングでは日本はアジア30ヶ国中27位というみじめな結果となっています。

「そんなに?」と驚くほど低い順位になっていますが、ここはひとまず客観的に周りを見渡してみるとやはり英語をペラペラと話せる人はほとんどいません。友人知人のことをあたってみて100人中英語がペラペラと話せる人がいったい何人いるでしょうか?

誰のせい?

アジアの各国の中では先進国である日本は教育の環境も整っています。先ほどのTOEFLランキングでは日本の下位にタジキスタンやカンボジアが並び、日本のすぐ上位にはベトナムやアフガニスタンといった国々が名を連ねています。

中学と高校を合わせると6年間も英語の勉強をしてきたにもかかわらず英語が話せない・・・

思い返してみても鉛筆やノートもないひどい環境で英語を学んでいたわけではなく、資格試験をクリアした英語教師も立派な英語教材も素晴らしいカリキュラムもそろった環境で学んできたはずです。

ちまたでは学校教育に責任があるのでは?という風潮が強いように思います。事実、インプットばかりの知識詰め込み型の教育方針で話すというアウトプットが軽視されています。

テストでは意思の疎通ができるかどうかよりも「A=B」という正確性を重視した出題と採点方法によって英語力の評価が決まります。

しかしこのような犯人捜しほどムダなことはありません。教育者を目指しているのではなく英会話ができるようになることを目標にしているわけですから、これまでよりもこれからをどうするか考えるべきです。

もちろん学校でやっていたようなことを繰り返しても同じ結果しか残りません。教科書を広げて英単語や文法を覚えて問題集を解き、○や×で答え合わせをするだけの勉強法ではこれからもきっと話せるようにはならないでしょう。

なぜ英語が話せないのか?

街角で外国人が困った顔をしてこちらに近づいてきて英語らしき言葉で何かを話しかけてきています。そんな時に日本人が「あっ、えー、あのー・・・ソーリー、ソーリー」とまともにこちらの意見も言えずに困ってしまうのはなぜでしょうか?

英単語を知らないから?相手が何を言っているのか分からないから?発音が悪いから?理由はいろいろと考えられますが最も大きな原因は、

話す練習をしていないから

です。TOEICでいくら高得点が取れていても英語を話すことができないで悩んでいる人は少なくありません。1万語近い英単語を知っていて英文法の設問にも正確に解答できるのに、いざというときにまったく英語が話せないのです。

これは単純に「話す」というトレーニングをしてきていないために、意志から言葉に変換する脳内回路ができあがっていないのです。

アクアラインがなければ、神奈川県川崎市から千葉県木更津市まで東京湾をぐるりとまわって時間をかけて都心を通り抜けて行かなければいけません。しかしアクアラインがあれば東京湾を横断して一直線です。

中学や高校で学んだ英単語に加えて外来語を含めればほとんどの人が1000語から2000語くらいはすでに知っている英単語ですし、文法も中学1年生から学び始めて中学3年生になるころまでに習った文法で十分コミュニケーションはとれます。

つまり、

意志 → 言葉

という橋を作ってしまえばいいのです。

積み上げるしかない

基本的に英語学習者は難易度の高い方へ高い方へと進んでいきます。世界遺産に登録された富士山にTシャツとハーフパンツで登ろうとしている人が多いのです。

もちろん難易度の高い知識がなければテストで高得点は取れません。高得点を取ることが最終目標であればそれもいいでしょう。

しかし英語が話せないと悩んでいるということは、英語が話したいという願望の表れですから、高得点を取る勉強法よりも話すためのトレーニングをするべきです。

そのためには高い方へ高い方へ進むのではなく、むしろ低い方へ、つまり基礎レベルを徹底的に使いこなせるようにするトレーニングです。

どんなに素晴らしい豪華客船でも船底に穴が開いていてはやがて沈んでしまうでしょうし、沼地の上に一軒家を立ててもいずれ傾いてしまいます。

英語が話せないのは英語を話すトレーニングをしていないからです。基礎レベルの英語で話すためのトレーニングをしっかりと実践できるのがこちらです。

 >> 

英会話教室で24時間365日ずっと学び続けることはできませんが、インターネットにつながっていればそれも可能です。自宅にいながら話して話して話しまくって、どんどん英語が話せるアクアラインのような頑丈な橋を築きましょう!(私も現在実践中です(*´∀`)b)

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Category: 大人の英会話勉強法 | Tags: , Comment »

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